和歌山県海草郡紀美野町の蛇岩大明神(蛇岩神社)へ参拝にいってきました。この神社の宮司さんとはご縁があり、この日、ご祈祷があるのでお誘いいただき(半分は仕事としてです)、いってきました。
おそらくこれが一の鳥居。店主は杖を借りていきます。それくらい登るのが結構大変です。実は上の方に駐車場があるのですが、軽自動車でなければ転回が難しく、車がすでに停まっていると停めれなくてバックで戻ってくる羽目になるので、わたしたちはいつも車を下の広場に置いて歩いて参道を登ります。
ここが駐車場です。氏子さんたちの車だと思います。
最後の急斜面。横は山林で背の高い杉がたくさんあります。この場所以外はガードレールがないので車で来る場合は気を付けてください。
到着です。この神社、一願成就の神様として知られる弘法大師縁の神社です。神社の謂れについては、下のように書かれています。
伝説によれば昔諸国行脚の僧この坂を登りきた時、黄金色
の一匹の蛇が道に横たわっていた。
僧は気にもせず股ごえで行こうとすると、蛇は急に鎌首を
もたげ、「僧の身であり乍ら無作法だぞ」と怒りみるみる
うちにおおへびとなり遙か向こうの山の光松(今は無し)に
胴をかけ、真っ赤な炎を口よりはく物凄さに僧は驚き深く
非礼を詫び合掌したところ其の姿は消えて元の静けさ
にかえっていた。僧は直に里人に謀り岩のある所から「蛇岩」
として祀り始められたと言われる。
以来今日に至る迄一願成就霊験あらたかな神として
知られるところであります。
ちなみに僧は弘法大師と伝えられる。
●蛇岩神社奉賛会
普段は人がいないのですが、実は横の社務所はいつでも入ることができ、ご祈祷の依頼をすることができます。お守りなども、依頼をすれば発送してくれます。その依頼を氏子さんが定期的に回収に来て、宮司さんへ依頼が届きます。
ご祈祷がはじまりました。今回、ご厚意で玉串奉奠を行わせて頂きました。ありがとうござました。
ここからはスピ話になりますが、ウツギさんが祝詞がはじまった際に見た内容です。信じる人だけ信じてくださいね。
宮司さんが発する声、警蹕(けいひつ…オーという声)がはじまると、蛇岩のご神体の磐座の上に大きな蛇が現れたそうです(お社の屋根の上の大きな岩)。
警蹕とは、祭事では御扉(神様のいらっしゃるすぐ前の扉)の開閉時や、地鎮祭などの降神(こうしん)・昇神(しょうしん)の際などに神職が発する「オー」という声のことです。この声は神様を呼んでいるのではなく、参列者に向けて警告をしているそうです。
もともと警蹕とは、天皇陛下のお出ましや貴人の通行の際、人々が不敬の行為をしないようにと先払いが声をかけて注意をし、警戒するというのが本来の意味だそうです。
わかりやすく言うと、時代劇などで見たことがあるかもしれませんが、将軍や身分の高い人が通りを通る際に「したに~したにっ」という掛け声をかけながら歩いている姿、まさしくあれと同じだそうです。
これが神事においても取り入れられて、警蹕の際には神職も参列者も頭を下げて敬礼をするようになったそうです。
そして、祝詞がおわり、また警蹕がはじまると大きな蛇は消えていました。大蛇の外見は蛇岩に乗れるほどの大きさで目は光っていたそうです。
さらに、後で聞いたのですが、蛇だけでなく警蹕の前には格子状のものが見えていたそうです。警蹕の時にそれが開くように感じたそうです。この格子、神様が宿っている人の頭上にも見えることがあるそうで、神殿のようなものなのかな?と言っていました。
ですので、生卵をお供えするのも良いですが、ご祈祷の依頼をされるともっと御利益があるかもしれませんね。
追記
この日、ウツギさんは、お仕事として呼ばれ、参拝をするというよりは、仕事の撮影をする、という認識でお山を登ろうとしたようです。
でも、後ほどこれが大きな間違いであることに気づく羽目になります。
登り口のところで、突然ウツギさんが、「右足が異様に痛くなったから、ちょっと登れない。先に行って」と訴えました。
仕事の時間があるため、私は先に向かいました。
この時、ウツギさんの右足は数分ほど山道を登れるような状態ではなかったようです。
本殿について仕事の準備をしていると、遅れてウツギさんが上がってきました。
式が始まるまで本殿前で待っていましたが、この時、今度は右肩が異様に痛んだといいます。
その痛みはなくならず、なんだろう? と思った時、降りてきたイメージがあったようで、ウツギさんは参拝しました。
「よき日に呼んで頂いたのに、お参りの心構えがなっておらず、失礼しました。ご縁に感謝いたします」
この日は巳の日。
神様は巳の神様です。その神道の日に呼んでいただけたことは、誉れです。
それをありがたいと思わず、ただ仕事の為に来て拝みもしないことを嗜められたのだ、とウツギさんは言いました。
無作法でした、とお詫びした途端、肩の痛みは溶けるように消えたそうです。
名称 | 蛇岩神社 |
---|---|
所在地 | 和歌山県海草郡紀美野町三尾川224-95 |
アクセス | JRきのくに線海南駅、オレンジバス登山口、紀美野町コミュニティバス(ふれあい号 高野線)赤木 参道途中の駐車場は軽自動車であれば、3台ほど駐車可能です 乗用車以上は参道を登る前の広場がおすすめ |
祭神 | 蛇岩大明神(丹生都比売神) |
最後までお読みいただき、ありがとうございます。パワーストーンからお守りブレスレット、お守り数珠を一つずつ丁寧に手作りして販売し、店舗(オンラインストア)を運営しております、コトホギ(以降、「当店」と呼びます)と申します。
当店の特色を一言で申すならば、「着ける方の願いを叶えるお守りをつくるお店」です。当店では、作成したお守りアイテムが装着する方をサポートする、お守り効果を第一に考えてつくっています。例えば、厄除けや金運アップ、恋愛成就、商売繁盛、合格祈願や病気平癒など、さまざまなサポート効果であなたを応援します。
もちろん、着けたときの見た目にも気を付けていますが、やはり当店でアイテムを作られる方は、サポート効果を期待してオーダーをされる傾向があります。
ご興味をお持ちになられた方は、お気軽にご連絡ください。インスタグラムやLINEにコメントを書いていただいても結構です。