宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)

宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)

コトホギでは、伏見稲荷大社より勧請させていただいたご分霊、陽月大神を日々お祀りし、数珠・念珠、お守りブレスレットの持ち主になってくださる方の繁栄と開運を祈願しております。

目次

お稲荷さんとは

お稲荷さんで知られる稲荷神(いなりのかみ)の本拠地は京都の伏見稲荷大社です。

その起源は、渡来系の氏族である秦氏が建てた稲の神を祀る社です。一地域の神様だったのが、全国的に有名になるには仏教も一役買いました。

平安時代、東寺(京都)が空海(弘法大師)によって建立されると、地理的に近かった伏見の稲荷社はその守り神という位置づけになりました。空海の開いた真言中の広がりとともに、稲荷社も朝廷や民衆から篤く信仰されるようになりました。

そして民間から生まれた稲荷神は、穀物の神、宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)だとみなされるようになりました。ウカとは食(ウケ)のことで、五穀豊穣をつかさどる神です。

稲荷神の信仰が、商業がさかんな都市に広がると、商売繁盛も願われるようになりました。

稲荷神≒荼枳尼天

稲荷神は、神仏習合の思想で荼枳尼天(だきにてん)と同一視され、豊川稲荷や最上稲荷などの寺院でも祀られます。仏教の神、荼枳尼天は人を選ばずに願いを成就するとされ、身分を問わず、より広い人々から信仰を集めました。

稲荷神としてみなされた宇迦之御魂神の父は須佐之男命、母は神大市比売(かむおおいちひめ)です。神大市比売には、農耕神や食料神としての性格が伝わるほか、「大市」の名から市場の守護神とみなされることもあります。

稲荷神のお使いが狐

稲荷神の使いは狐です。狐の尾は稲穂に似ており、そのため神使になったともいわれています。一般的にお稲荷さんといえば、狐をイメージされる方が多いようですが、狐はあくまでも神使であって、神様そのものではありません。熊野神社の八咫烏や八幡神社の鳩、狛犬などと同じように神使(しんし)、神の眷属と呼ばれ、神様のお使いをする霊獣です。

伏見稲荷大社の祭神

伏見稲荷大社の祭神は5柱の神で、稲荷大神と総称されます。五穀を司るとされる宇迦之御魂大神(うかのみたまのおおかみ)を主な祭神とし、佐田彦大神(さたひこのおおかみ)、大宮能売大神(おおみやのめのおおかみ)、田中大神(たなかのおおかみ)、四大神(しのおおかみ)を祀っています。ご神体は社殿背後にそびえる稲荷山です。

*御利益:五穀豊穣・商売繁盛

宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)

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