「左手だけでいい」――ご縁を大切にする、コトホギの招き猫観
1. 招き猫って、どんな意味があるの?
お店や玄関で見かける、手を挙げた猫。
日本では昔から「招き猫」として親しまれてきた、縁起物のひとつです。
- 右手を挙げる猫:金運や商売繁盛を招く
- 左手を挙げる猫:人やご縁、客を招く
また、猫の色や表情にも意味があり、白は福、金は金運、黒は厄除けなど、それぞれにご利益が込められていると言われています。
2. 金運より“ご縁”? 左手派が増えている理由
近年、「人とのつながり」を大切にしたいという人が増え、左手を挙げた猫を選ぶ人も多くなってきました。
ただお金を招くだけではなく、
会話が生まれたり、信頼が育ったり――そうした“ご縁”が、結果的に巡りを良くすると考える方も少なくありません。
3. コトホギの場合:探していたのは“左手”の子
コトホギにも、左手を挙げた猫がいます。
ただし、いわゆる招き猫とは少し違っていて、お寺から授かった子です。
荼吉尼天さまのお使いだそうです。この子との出会いはまさにご縁でした。

私は、以前から左手を挙げた招き猫を探していたのですが、なかなか「これだ」と思える子に出会えずにいました。
そんな時、あるお寺のブログを拝見して、一目見て、「この子をお迎えしたい!」と感じてお迎えしたのです。
へたくそながら、自分でお堂も作りました。第一号は、やすりで削りすぎて隙間が空いてしまいました💦
第二号のお堂はもっと腕を上げて作ろうと思います。
お使いが宿られた子なので、厳密な招き猫とは違ってしまいましたが、もうこの子だけで招き猫は十分です。
4. お金は“巡らせる”もの。だから左手だけでいい
コトホギでは、こう考えています。
お金は、溜め込むのではなく、巡らせるもの。
巡ったお金は、またいつか必要なときに戻ってくる。
だからこそ、“ご縁”を先に招くことが大切だと。
右手で金運を呼んでも、一定以上貯めこみ続けてしまえば、淀みが生まれてしまうように思います。
左手で「人」を招くことができれば、巡りのすべてはそこから始まる――
そんな想いを持って、来てくださった招き猫さんと共に日々を過ごしています。
5. あなたにぴったりの招き猫、迎えてみませんか?
縁起物のお迎えで、大切なのは“自分にとってしっくりくるかどうか”だと思っています。
金運が必要なときには右手の猫を。
人との縁を広げたいときには左手の猫を。
自分の願いや、今の気持ちに寄り添ってくれる招き猫を、ぜひ迎えてみてください。
招き猫は、ただの飾りではなく、想いのシンボルです。
あなたの日々にも、そっとご縁を招いてくれるかもしれません。
