南紅瑪瑙ってどんな石?
南紅瑪瑙(ナンホンメノウ/ナンホーンメノウ)は、中国特有の瑪瑙品種で、紀元前403年~紀元前221年から愛されていた歴史深い石です。中国四川省涼山州が主要な産地です。中国では古くから珍重されており、国宝級の価値を持つものもあります。鮮やかな赤色で高品質なものは産出量が極めて少なく、希少価値が高いといわれています。
古くから「赤珠(せきしゅ)」と呼ばれ、仏教の七宝の一つとされ、チベットの僧侶達に好まれていました。
鮮やかな赤色から朱色、柿色など、様々な色合いがあり、透明度は高いものから、低いものまで、縞模様や渦巻き模様など、様々な模様があります。
南紅瑪瑙の効果
南紅瑪瑙は、古来より長寿・健康・家内安全をもたらす石として、多くの人々に大切にされてきました。
この石は、ただ「健康に良い」とされるだけではありません。身体と心のエネルギーのバランスを整え、自然な回復力や活力を引き出す力があると信じられています。気の流れを整え、血行やエネルギーの循環をなめらかにし、心と身体の両面から安定へと導いてくれる――まさに“内と外を整える石”です。
また、南紅瑪瑙は家庭の守り石としても知られています。家の中に置いたり、お守りとして持ち歩くことで、家族全体を見守り、災いを遠ざけ、調和と安心をもたらすと伝えられてきました。とくに、子宝や安産のお守りとしても重宝され、母性を守り、家系の繁栄を願う象徴として代々受け継がれてきた歴史があります。
さらに、南紅瑪瑙は富と繁栄の象徴ともされ、古代中国ではこの石を身につけることで「福を呼び、富が家に入る」と信じられていました。赤という色そのものに縁起の良さが宿り、家運隆盛や金運向上を願う石として、皇族や上流階級の人々にも珍重されていたといわれます。
南紅瑪瑙の浄化方法
- 月光浴
- 水晶クラスター・さざれ石の上に置く
- セージやお香の煙でいぶす
- 音による浄化
- 避けた方がいい方法:塩・直射日光・長時間の流水